テキトー感想&考察ブログ

主にカードキャプターさくらの感想ブログです。

【OAD】「さくらとふたつのくま」感想

 

 

 

※この記事は、2017年9月15日に別サイトにて投稿したものです。

 

 

ついに届きましたー!!カードキャプターさくらクリアカード編第3巻と、それについてくるDVD!!!


タイトルにOVAとか買いちゃったけど、コミックスの初回特典DVDの事です!


いやーカードキャプターさくら原作すら感想ちゃんと買いてないのに…
このDVDみた後、さくら熱が再発してしまい、感想書きたくなっちゃいました!!


いやーほんと久々のブログだわぁー。

 

 

 

注意書き。
DVDの内容は、ガッツリネタバレしながら感想書いていきます。
また、それに伴い、原作カードキャプターさくらさくらカード編の内容にも触れていきます。
さらに、アニメカードキャプターさくらの特に最終話の内容と劇場版第2作目「封印されたカード」の内容にも触れていきます。
これらを未読未視聴の方で、内容を知りたくないという方はここでバックして下さい。
そして、まだアニメ化されていないクリアカード編についてですが、ネタバレと呼べるような内容は避けて書いていく予定ですが、
なぜクリアカード編アニメの直前にこの話をアニメーション化したのか、1月から始まるクリアカード編アニメの予想や考察を少し書くので、さわりだけクリアカード編についても触れています。
クリアカード編のことは全く知りたくないという方も、この先は見ない方が良いと思います。
また、完全に自己満足の感想なので、それでもいいよという方のみ読んでいただければと思います!

 


長くなりましたが、ここから先ネタバレしています!!!

 

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このDVDの予告みたいなものが少し前から公開されてて、原作を知っている人は、あの話をついにアニメ化するのかーとドキドキしたのではないでしょうか?
私もその一人ですっ!!


ただ、劇場版アニメからもう17年だよ。
アニメ界ではセル画からデジタルになっちゃったし、声優さん達も17年歳を重ねているわけで……。
大ヒットしたあの時のまま…というわけにはいかない。いくわけがない。そう思っていたんだけど……。


声優さん達、本当に17年歳を重ねました??
と思うくらい変わっていなくて、本当に感動!!!
いや、一番そこがまず心配だったんだよね。
まず、来年1月からアニメ化が決まった時、声優さんはどうなるんや??と心配してたら、メインキャストの続投が発表されて喜んだはいいものの…
やっぱ心配だったのよ。
いや、丹下桜さんとくまいもとこさんは最近別の作品でお声を聞いていたから心配じゃなかったし、ほかの声優さんも他の作品で声は聞いてはいるんだけど、さくらのキャラと違う演技だったからやっぱり少し心配は心配でしたが……


いらぬ心配だったー!!!
発表された声優さんだけじゃない。
エリオルも夏帆先生もなくるもスッピーも寺田先生まで同じキャストだとは思いませんでしたわ!!!


雪兎さんとお兄ちゃんの声が少し大人っぽくなってるのがまたよかったよー!!!

 


作画についてですが。
流行りみたいなものもあるんだろうなと思います。アニメのリメイクって何個かあるけど、どれも大体、原作の雰囲気を残しながら作画を今風に変えているんだよね。
最近だと魔法陣グルグルとか。
さくらも例外ではなく、作画は今風に少し変わっていて、でも前の雰囲気も少し残っていて。
私は前のアニメの藤田まり子さんの作画が大好きだったので、変わっちゃったなーと少し思っちゃいましたが、でもアニメ見てたらすぐ慣れちゃうものだね!
作画がかわってもさくらは超絶可愛い!
小狼君もかっこよかった!
特に桃矢のかっこよさはヤバイ!
ただ、さくらの髪色が明るすぎて、そこはクリアカード編のアニメで少し戻して欲しいかも。
あれはほぼ金髪だよ…。


さぁて、本編いきますか!
前にも書きましたが、予告やあらすじから第12巻をアニメ化するんだなというのは見る前からわかっていました。


だから、冒頭でいきなり「6-2」の教室が映った時には
へ???!!!
と変な声出ちゃったよ…。
原作って確かずっと小4のままだったよね??
でも、ちゃんと読み返してないからわかんないけど、クラス替えとかの描写が無いだけで実は小6になってのか??
いや、ここはマジでわかんないわ…。


ちなみにアニメもさ、第2作目の劇場版では小6だったけど、小狼が転校する時はまだ小5だったよね??


この時間軸のズレはいったい…?


学校の教室では、小狼の様子が少し変…。
朝の会でエリオルが転校することがクラスのみんなに伝えられます。


台詞も展開も原作通り。


エリオル「あなたのそばにいる人が遠くへ行ってしまう時に、あなたがどう思うのか、その気持ちは僕の時とどう違うのかよく考えてください」


さくらにこんな感じのことを言います。
DVD再生し直すのが大変なんで原作の台詞を引用してるけど、多分ほぼ同じだと思う。違ったらすみません。


エリオルは、小狼が転校する予知はしていたんだね。原作だと半分魔力あげちゃった後だからどこまで予知能力が残ってるかわかんないけど。


エリオルの言葉にさくらはちょっと戸惑っている様子。

 


その日の帰り道。
後ろからさくらに話しかけようとするが思い留まる小狼の存在に気づくさくら。


小狼「な…なんでわかったんだ?」
さくら「なんとなく(ニコニコ)」
小狼「(照れる)」


このやり取りめっちゃ可愛いなー❤️
きっと一番好きな人だから気配にすぐ気づいちゃうんだよっ!!!


一緒に帰る二人。

さくら「東京タワーのこと終わったら教えてくれるお話ってなぁに?」


アニメだと69話のエリオルと戦い全てのカードをさくらカードに変えた時の話が東京タワーのことです。
アニメだと月峰神社だけど、原作は東京タワーなんだよね。場所が違うけどやったことはアニメも原作もほぼ一緒。
一番違うのは、小狼がまださくらに告白をしていないということかな。


立ち止まる二人。
ここは!ペンギン公園!
背景ブランコだよー!あの時、雪兎に振られた
さくらを小狼が慰めた思い出の場所!!


小狼は帽子を取り、
「おまえが…好きだ」


この二人が向き合う絵が、原作と同じアングルで感動したぁー!
数多い服装の中で、友枝小の制服が一番好きなので、制服なのも原作通りで素敵っす!!
ってか、一番好きな原作の見開きシーンなので、再現してくれてスタッフさんありがとうございます!!!
告白前に帽子を取るのはアニメもだったね。

その時は未遂で終わっちゃったけど。


びっくりしちゃってるさくらに「気を付けて帰れよ」と言い残し先に帰っちゃう小狼
まぁ、彼は多分返事は求めていないんだろうなー。


木之本家には桃矢と雪兎が。
さくらが部屋に閉じこもっているので心配する雪兎。


雪兎「なんかあったの?」
桃矢「あったんだよ、今日」
雪兎「知ってるの?とーや」
桃矢「前から知ってる。この後どうなるのかもな。だからあのガキ最初から気に食わなかったんだよ」


私の見間違いじゃなきゃ、「最初から気に食わなかったんだよ」と言ったよね??
これ、アニメではあんまり言わなかったような気がするんだけど、桃矢はもう最初から知ってたのか。さくらが誰を好きになるのかを。
エリオルでも予想できなかったことを、桃矢が知っていたって結構凄いよね。
それだけさくらへの愛情が深いからかなぁ?

 


部屋に閉じこもったさくらは、ベットの上で自分の気持ちを考えていた。


小狼君のことどう思ってるんだろう。
好きだよお友だちだから
でもそれだけ?違う。
この気持ち、雪兎さんとは違うこの気持ちって…」


まだ恋かどうかわからないさくら。


翌日。
エリオルの家にお見送りに来たさくらと知世。
観月先生からお土産を貰い、ここに来られなかった小狼の分も預かります。


原作だと、お土産をどこに置いたか忘れちゃううっかり観月先生が見られるのですが、今回はカットされちゃったね。


さくら達とお別れの挨拶をしたエリオルと歌帆。
観月先生、なくるとスッピーを見ながら…
「なぜあの子達を作ったの?」
とエリオルに質問。
エリオルは、東京タワーでさくら達と戦うために必要だったと言う。
歌帆「それだけじゃないわよね?」
エリオル「私にはルビーとスピネルがいる。そうでなければケロベロスとユエは、私の中にずっとクロウを探し続けるだろう」


でもそれだけじゃない。あの二人を気に入っているのだと。


エリオルはスッピーもなくるも大好きって言うのはアニメでも伝わりますよね〜!!


このあと手を繋ぐエリオルと歌帆先生が印象的でした。
原作ではもう少しこの二人のラブラブな感じのやりとりがあるんだけど、そこはここではカット。でも、手を繋いでるだけで二人の関係はわかっちゃうよね〜
NHKだと年の差とかのせいで少し曖昧にしてるのかな?


帰り道のさくらと知世。
真っ赤なさくらを見て、小狼に告白されたことをズバリ言い当てる知世。
驚くさくら。
まぁ、小狼の気持ちはだいぶ前から知世ちゃん知ってたものね。さくらの反応には一番敏感な知世ちゃんだもの。
さくら「わからないの。小狼君のこと考えると、なんか胸がぎゅーっとなっちゃって、小狼くんのことどう思ってるんだろって考えるともっと胸が痛くなって…ぜんぜんわかんなくなっちゃうの」


わたしならここで、それが好きってことだよーと言っちゃいますが、知世ちゃんは違いましたね。
「さくらちゃんの本当の心はさくらちゃんにしかわかりません。大丈夫です。答えはもうさくらちゃんの中にありますわ」


なんて凄いいいこと言うの!知世ちゃん、素敵過ぎます!!
教えるんじゃなくて気付かせるためにほんの少し背中をポンと押してあげる感じがもぅ!なんか凄い!!


この時、BGMで夜の歌のピアノが流れてて、それもまた凄くいいんだよね!!!
ちなみに、今回のBGMは全部前のアニメとおんなじでした!!!
懐かしい!同じなんだって嬉しかったー!!

 


お家に帰ったさくらは、部屋に置いてあるふたつのくまさんを眺めます。
ひとつは雪兎さんの為に作ったけど、エリオルの魔法のせいで耳が破れたりして渡せなかったくまさん。
このエピソードは確かアニメと原作同じだったはず。
そしてもうひとつは小狼からもらったもの。
アニメしか知らない方は、「え??もう貰ってるの??」とビックリするかと思いますが…。


原作だといつだっけ?
小狼が逃げ置きしていったクマのぬいぐるみを仕方なくさくらは家に持って帰ることに。
いつでも取りに来てね、とさくらが言うと…
「持っていていい」と小狼が言ったので、その後ずっとさくら部屋にいる、小狼手作りくまさん。


ケロちゃん「最近さくら、こいつ見てしょっちゅう赤なっとるなぁ」
といいながら小狼手作りくまさんをポンポンするケロちゃん


さくらは小狼の家に、観月先生のお土産を届けに行くと、そこには引っ越しトラックが。
またまたマンションから出て来た小狼と会ってお土産渡します。
そこで、香港へ帰る、引っ越しトラックは自分の為だと告げられる。
悲しむさくら。


さくら「どうしても…帰っちゃうの?」
このさくらが切なくて可愛い。


小狼「香港でやらなきゃならないことがあるんだ」


これは、クリアカード編の伏線的なものなのかなー?きっとそうだよなー。


帰るのは明日だと聞いて、泣きそうになるさくらの肩に小狼は手を添える。
小狼「日本に来てよかった。おまえ…いや、さくらに会えたから」


このセリフ、めっちゃ良かったよぉぉ〜
切なくて、でも思いが詰まってて…。
アニメの最終回でも似た台詞を言ってるんだけど、それもめっちゃいいんだよねっ!!
最初と比べるとめちゃくちゃ成長した小狼
声がね、本当に優しいんだよ。


引っ越し屋さんがタブレット持っててびっくり。もちろん原作は違うよ!本当時代を感じるよ。

 


帰り道。エリオル君の言葉を思い出し、自分の気持ちと向き合うさくら。
エリオル君の時は凄く残念だった。また会えるといいなとかお手紙書こうとかいろんなこと考えてた。でも小狼君の時は…


さくら「そんなの…やだ…」


この声、まじやばい。
アニメの時もこの台詞やばかったけど、ほとんど同じでだからこそやばかった!!


家に帰って来たさくらはお裁縫を始めます。


夜中になっても寝ないで何かを作っているさくらを心配するケロちゃん
さくら「ケロちゃん、寝てていいよ」
何かを察したケロちゃん


ケロ「なんや大事な用なんやな」
さくら「うん」
ケロ「わいに手伝えることはないんやな」
さくら「全部自分で作りたいの」


これが、雪兎さんの時とは違う思いだよね!
雪兎さんにあげるくまさんは、確かエリオルが手を加えたはず。
一針一針、想いを込めながら作ってるんだなぁと、それは雪兎とは違う、さくらの一番強い想いなんだよね。


ケロ「分かった。わいは邪魔ならんよう寝るわ。けどなんか用あったら絶対起こすんやで。わいができることやったらなんでもするさかいな」


さくらの頭を撫でるケロちゃん
この時のケロちゃん本当にいい子だよね。
さくらとケロちゃんの二人のシーンの中で一番好きなシーンだったから、アニメ化されて嬉しいです!!!


夜食を持って来てくれた雪兎さん。
作ったのは桃矢だと、本当に照れ屋のお兄ちゃんっ!


作っているものを見て、
雪兎「見つかったんだね。さくらちゃんの一番好きな人」
さくら「はい」


あれ、雪兎さんってくまさんの話知ってたの?
じゃあ、さくらからクマもらった時すでにさくらの気持ちに気付いてたのね。


でも遠くへ行ってしまい、もう会えないかもしれないというさくら。


雪兎は、自分が消えそうになった時の話をする。もし、自分が消えるともっと前から知ってたら、きっと消えないように頑張ったと思う、と。


雪兎「大好きな人にもう会えないっていうのは本当につらいことだから、そうならないように一所懸命出来る限りの事をしたと思う」


雪兎「だからね、さくらちゃんがその人に会いたくて、その人もさくらちゃんに会いたいと思ってくれれば、また会えるよ」


そうだよね!!また会えるよ!!
でも、小学生で遠距離恋愛って、きっとすっごく辛いだろうなぁ。


翌朝、くまさん完成!!
知世からの着信で、小狼は10時の飛行機で香港に帰っちゃうと連絡が。
時計は9時を指し、絶望的になるさくら。


知世「間に合いますわ。さくらちゃんには無敵の呪文がありますもの!」

さくら「…絶対大丈夫だよ」


玄関へ駆け下りるさくらに驚く雪兎。
あと5分で空港行きのバス停に行くというさくらに、ローラーブレードじゃ無理だという雪兎。


桃矢「俺がバイクに乗せてやる」


さくらがどこへ行くのか何をしに行くのか全部分かった上で協力してくれる桃矢
小狼が気に食わなくても、やっぱりさくらの気持ちが一番大事なんだね。

 


一人バスに乗った小狼の顔が、なんかめちゃ格好良いなぁ〜この作画好きかも、と思った瞬間でした。いや、その前のお兄ちゃんも格好良いんだよね〜


やって来たさくらに気づき、バスの窓を開ける小狼
窓からさくらは小狼にクマさんを渡して…


さくら「わかったよ、自分の気持ち。わたしの一番は、小狼君だよ!」


この絵も原作の見開き絵と一緒だぁ。


小狼「このくま、さくらって名前にしていいか?」
さくら「小狼君にもらったくまも小狼って名前にしていい?」
小狼「ああ」

 

待ってるよ、ずっと。
だって、
小狼君は、わたしの一番好きな人だもん。


知世ちゃんの歌、とっても素敵です。
エンディングのあと…


さくら「いってきまーす」


服装は、友枝中の制服。
さくら「小狼くんと一緒に見たかったなー。中学生になってはじめてのさくら」


その桜並木の向こうに人影が…。


さくら「小狼くん!」


小狼に抱きつくさくらの一枚絵!
またしても原作と同じ感じでした!!!

 


ふぅー。
ストーリー追うだけでだいぶ長くなっちゃった
…。
こっから簡単に感想と考察を…。

 


まず、これ買ってよかったなー!!
もぅね、新作アニメとかやばいよね!


でね。よくさくらファンの中で言われるのは、どっちの最終回が好きか、という問題。
原作とアニメの最終回が違うと、こういう話はよくあるよね。
私、どっちも好きっ!!
選べない!!


だって、小狼が離れてしまう悲しいさくらの涙が一枚のさくらカードを作り、それが映画のキーアイテムになるとか、アニメの演出も最高だし!!
でも、原作の知世ちゃんや周りの人たちがさくらの小狼への気持ちを気づかせて、さくらがくまさんを作る展開も最高だし!!!
だから見られて嬉しかった〜!!!


ただね。尺の都合とか色々あって、原作とほぼ一緒なんだけどカットされてしまったシーンはいくつかあるんだよね。
そのなかでも、りかちゃんと千春ちゃんのシーンはカットされちゃったのがとっても残念…。


まだ小狼への気持ちがわからず戸惑っているとき、千春ちゃん、りかちゃんとそれぞれ一対一でお話することでさくらは自分の気持ちと向き合い、自分のやるべき事を見つけるシーン。
この時の二人の言葉とか、さくらとの友情とかが結構良くて…っというか、このシーンがあるからこそ原作の最終回が好きで。
だから、カットは残念。


多分、りかちゃんの声優さんの事もあるのかな。川上とも子さん、りかちゃんの声優さんは若くして癌でお亡くなりになってしまいました。
それもあってか、クリアカード編ではりかちゃんは出てきません。別の学校にいるという設定になっています。
でも、そうじゃなくても寺田先生とのエピソードだから出しにくかったのかも。教師と生徒、未成年と大人、アニメでもぼかしていたもんね。


春ちゃんのシーンは山崎君も出てくるし、これも声優さんを呼ぶのも大変だし尺もないしって事かな?
山崎君と千春ちゃんの仲むつまじさも見られる良いシーンなんだけどなぁ…残念。


あとは前述した、エリオルと観月先生のシーンでしょうか。
あれも、原作では完全な両思いで、知世ちゃんもエリオルに「観月先生を見ている時が、一番優しい」とか言ってるし。
恋愛か家族愛的な感情かどうかはぼかしておきたいのでしょう。

 


で、考察をしたかったんだけど…
長すぎるし別記事にします。


ここまで読んでいただきありがとうございましたー