2023年7月に追記しています。
追記部分は記事の最後の方にまとめています。
この記事は、名探偵コナンの登場人物であるスコッチ/諸伏景光の生存説について、劇場版「ハロウィンの花嫁」から考察してみました。
景光に生きていてほしい、という方のみに楽しめる内容になっていますので、景光生存説に否定的な方はブラウザバックをお願いします。
また、劇場版「ハロウィンの花嫁」と102巻の内容を含みますのでアニメ派の方はご注意ください。
長くなるので、諸伏景光のキャラの説明についてはここでは省きます。
ヒロについて詳しく知らない方は、まずは原作などを読むか調べてみてください。
私自身、正直ヒロの生存説についてはずっと望んでいるのですが、可能性が低いと思っていたのです。
しかし、今回のハロウィンの花嫁にて、あまりにも匂わせの数が多すぎるので、ここで紹介したいと思います。
考察とは呼べない、予想や妄想の部分も多くありますが、私と同じくヒロに生きていてほしいと想いこの記事に辿り着いてくださった方には是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
①安室の同期の中で、景光のみ誰も死んだと発言していない
作中、同じく安室の同期である萩原、松田、伊達の死についてはしっかりと説明があります。
コナン、風見、佐藤、高木らの話し合いの中でも亡くなった経緯が語られ、さらに犯人のプラーミャまでもが説明してくれます。
景光以外の3人は映画内で二度も亡くなった経緯を説明されているので、違和感を感じた方も多いようです。
景光のことについては、風見から「極秘扱い」という言葉のみで、プラーミャからの景光についての質問に対してはコナンは無言でした。
原作において、まだコナンは景光のことをどこまで認識しているかが不明なので、コナン目線でいえばこの対応は妥当だと思います。
ですが、原作回である「裏切りのステージ」を知らない人にとっては、諸伏って人は実は生きていると思わせるような内容になってしまっています。
観客に混乱を生まないために、安室の心の声などで景光が死んだことを示すなど、いくらでも観客に景光の死を知らせる方法はあります。
にもかかわらずそれをしなかったのが、気になります。
また、佐藤と高木は諸伏警部の弟が警視庁にいたこと、公安に所属しており殉職したことを原作では知っています。
どちらかといえば珍しい方の姓ですし、景光について全く知らない反応だったのも違和感がありました。
②諸伏は「死んだのだろう?」の時のみプラーミャの瞳がキラ目であり、それを受けたコナンの眼鏡が光る
プラーミャの瞳は、コナン達のような四角い光の反射は描かれていません。
これは降谷や景光がバーボンやスコッチモードになる時と似た瞳の描かれ方です。
しかし、景光について「死んだのだろう?」とコナンに向けて言った時、プラーミャの目がアップになり、しかもその瞳にはコナン達と同様の四角い光の反射が描かれているのです。
このシーンの前後は普段と同じ瞳ですし、特にこのシーンだけ光の反射が増えるような背景の現象もありません。
そしてプラーミャの質問を受けたコナンは眼鏡を光らせ、無言のあと別の話題に移します。
このシーン、別にプラーミャの瞳を普段と変える必要も、コナンの眼鏡を光らせる必要もないのに、なぜこんな演出をしたのか。景光の死について作中で語られないこととセットで考えると、生存を匂わせているように思ってしまいます。
③屋上のライトの数と消え方が、景光の生存を示唆?
上記の②もプラーミャとの屋上でのシーンですが、このプラーミャとコナンの屋上での会話で、ライトが消える演出があります。
プラーミャが松田のことを話す時に1本のライトが消え、伊達の話の時にまた1本のライトが消える。
残った2本のライトは、画面視点が切り替わって、景光と降谷の話をしながら、松田や伊達の時よりもゆっくりのスピードで消えてゆく。
この消え方にも違和感がありましたが、消えるタイミング的に、屋上のライトが警察学校同期達を表現していることはほぼ間違いないとおもいます。
そしてラストのシーン。
安室が屋上にいる時に2本のライトが背景に映る。
その後、別視点になり3本のライトが並んで映っている。
なぜ、このシーンのライトが3本なのでしょうか?亡くなった人は3人だけで、実は1人生きているという隠された表現なのでは、と思ってしまいます。
④消防車とパトカーのナンバーが景光を表している?
序盤に出てくる、小五郎が救急車で運ばれるシーンで出てくる消防車のナンバープレート。
[新宿800 す・32-16]
す=スコッチ?
32-16=ミツ-ヒロ?(ヒロミツの語呂合わせの逆転)
語呂合わせのナンバーはよく使われています。
兄である高明も車のナンバープレートが
[も・624]でモロフシの語呂合わせになっていますし、原作では4869がシャーロックの語呂合わせだったりと、青山先生も語呂合わせはお好きなようです。
ヒロミツの語呂合わせが逆転しているのは、観る人に少しわかりづらくするためと、景光がもう景光という名前では生きていないという意味だと思います。
3年前の回想シーンと後半の渋谷で出てくるパトカーのナンバープレート
[新宿800す・87-12]
す=スコッチ?
8=H?(アルファベット順で8番目の文字。景光のスマホに刻まれた文字)
7-12=12月7日の逆転(景光の命日の逆転)
景光の独特な書き方のHは、彼の遺品として兄の高明に渡ったスマホにも刻まれています。
ヒロは自分のサインとして、よくこの独特のHの文字を使っていました。
なので、8はアルファベットで8番目のHだと予想します。
景光の命日は、公式の応募者全員サービスであるスマートキャンバスにて明かされました。
このスマートキャンパスは、日にちによって絵柄の変わる時計のようです。
松田や萩原、伊達の命日には彼らの眠った顔がこの時計に映ります。
そして、12月7日に松田達と同じように景光の寝顔が映ったことで、ファンの間ではこの日が命日とされています。
命日を逆転ということは、実は生きていることの暗示?と思ってしまいます。
じつは、作中にはこの車両以外にも消防車やパトカーは出てきます。
しかし、上記の車両以外の消防車やパトカー、さらに救急車は緊急電話番号(110、119)で統一されているので、このナンバープレートのみ意図的に変えた可能性が高く、何かしらの意味があるような気がします。
⑤お墓参りのシーンで景光の左胸ポケットが描き忘れている。
映画館でも書き忘れてありましたが、円盤になっても修正されませんでした。
萩原のお墓参りでの、「松田が来てくれて萩原も喜んでいるよ」のシーンです。
かなり目立つシーンなので、書き忘れていることに気づきそうなものなのですが…
裏切りのステージ回で、景光は自分のスマホを左胸のポケットに入れて、スマホごと心臓を撃ち抜きます。
それはある意味、左胸にポケットがなければ死んでいないかもしれないわけです。
しかも、劇場版ポスターではポケットのついた上着を脱ぎ、左胸にはポケットはありません。なぜ景光だけ上着を脱いでいるのかも気になります。
希望的観測ではありますが、ポケットがない=生存フラグ、という可能性も…
⑥ハロウィンビジュアルが景光はミイラ男
毎年コナン映画では青山先生のティザーとは別に、アニメ版のビジュアルが公開されます。
今回最初に発表されたハロウィンビジュアルには、警察学校同期組の5人が映っています。
萩原が悪魔、松田が狼男、伊達がフランケンシュタイン、降谷がヴァンパイヤ、そして景光がミイラ男に仮装しています。
これらのハロウィンのキャラクター、コナンファンなら見覚えがありますよね?
原作回で組織編の重要回でもある、船上のハロウィンパーティーです。
服部が透明人間に変装し、ヴァンパイヤに仮装した小五郎とともに同じチームになったのが狼男、フランケンシュタイン、ミイラ男です。
悪魔はゲームに使うカードとして登場しました。
3年前の回想には出てこない萩原が、原作でもカードとしてしか登場していない悪魔なのは納得です。
そしてこの回で重要なのが、この時行われた人間を探すゲームの答えが、ミイラ男さんでした。
ミイラ男さんの包帯の下には、「人間」という文字が書かれてありました。
つまりミイラ男=生きている人と言えるわけです。
さらに、コナンのパズルゲームアプリであるコナパズには、ミイラ男の変装をした赤井秀一が登場しています。
コナパズは青山先生がボイス監修もなさっている、原作とも関わりの深いアプリです。
赤井が死んだと思わせて実は生きていたのでミイラ男としてアプリに登場していた。
だとすれば、今回のハロウィンビジュアルでミイラ男に変装していた景光も赤井と同じように生きている可能性も…
⑥桜ビジュアルのコナンの掌の花びらが3枚
今年はキービジュアルが二つあります。
後に発表された桜ビジュアルは、降谷、高木、佐藤、コナンが映っています。
過去から現代に、ということで、公式動画ではハロウィンビジュアルから移り変わるように表現されました。
スピンオフ漫画であり、ハロウィンの花嫁公開時期にアニメ化もされた降谷さん主役の「ゼロの日常」では、亡くなった4人を花びらに重ねて想う演出があります。
アニメでは最終回でこのシーンは描かれました。
桜ビジュアルが公開された時期や公式動画の演出、ゼロの日常での表現から、ほぼ間違いなくコナンくんの掌の桜は亡くなった同期たちを指しているとおもわれます。
そして、コナンの頭の上にもう一枚花びらが…
掌の3枚は亡くなった松田、萩原、伊達で、頭の上の花びらは景光が実は生きていることを指しているかもしれません。
まぁ、頭の花びらは、回想シーンの段階で既に亡くなっていた萩原を指している可能性もありますが…
ほかにも、青山先生のコナンカフェ警察学校同期5人のイラストの車に乗っているのが降谷と景光だけなので、二人は生きてるのでは?と思ったり、
サンデーの繋がる表紙で、中央の高木佐藤を挟んだ警察学校同期5人は、右側に降谷と景光、左側に伊達、松田、萩原になっているのは、生者と死者に分けている?というのも気になるところです。
ただ、私が個人的に気になったのはそれよりも、ハロウィンの花嫁関連の公式イラストで零と景光の距離が遠いものが多いことが気になりました。
青山先生が描いた警察学校組のイラストは、ほとんどがゼロとヒロが隣同士です。
これは警察学校編の時からずっとそうで、警察学校編の本編でも、食事シーンなどほとんどのシーンでゼロとヒロは隣同士です。
さらには警察学校編の表紙、年賀状のイラストやサンデーSの表紙等をみても、隣り合わせじゃないものを見つける方が難しいです。(私は二つだけ見つけられましたが)
青山先生のティザーでも、当たり前のように零の隣に景光が描かれています。
しかし、公式ポスターやキービジュアルでは少し離れており、さらにサンデーSの繋がる表紙では端にいるのです。
1番後ろをヒロが歩き、後ろから萩原、松田、佐藤、高木、伊達と続き、ゼロ、先頭にコナン君となっています。
なぜこの順番なのか?私は不思議でなりません。
さらに、円盤で付いてきたイラストでは、ハロウィンの花嫁のラストシーン、空を見上げる降谷の視線の先に亡くなった4人が映っているのですが、これも手前から伊達、松田、萩原、ヒロとなっています。
どちらも死亡順とかではありませんし、ゼロの日常で似たように降谷がみんなを想う時にはヒロが最も手前だったので、これに関しては違和感のある方も多かったようです。
これらを生存説と繋げにくいですが、ヒロが実は生きていることを隠しているから、ゼロから1番遠い位置で描かれたのかな、という考え方もできなくはないのかな…と。無理があるかもしれませんが。
今回の考察と妄想は以上になりますが、ハロウィンの花嫁以外のところでも、これって生存フラグ?と思うような部分があるので、それもいつか記事にできたらと思っています。
ここからは2023年7月の追記になります。
ハロウィンの花嫁を見直して、気になったことが増えてしまったので追加します。
生存説や景光とは無関係かもしれませんが、気になりすぎたので載せます。
⑦背景の宝くじ売り場の変化。
物語後半、安室とプラーミャがヘリコプター墜落後に対峙するシーン。
この時の背景の宝くじ売り場が変化しているのです。
これが最初に安室さんが倒れ、プラーミャが近づくシーン。
そしてこれが、その後プラーミャに拳銃を向けられて絶対絶命な安室さんのシーン。
テレビ越しからの撮影のため明るさが見にくい画像で申し訳ないですが、この画像でも変化がわかるかと思います。
9億円から7億円に、そして年末宝くじからサマージャンボに。
配色もだいぶ違います。
ちなみに、この後のシーンでは全て年末ジャンボ9億円になっています。
これ、ただのミスなのかもしれませんが、何かを暗示している可能性もあるかもしれないなぁと…
だって、流石に誰か気づくだろうレベルのミスですから。
7という数字に何か意味があるのか…
それとも9という数字が書き換わることに意味があるのか…
気になります。
⑧安室さんのポケットの有無。
またこれも描き間違えな可能性がありますが、気になったので…
安室さんはシェルターにいる間、基本的には左にだけポケットがあり、右にポケットがありません。
しかし、コナンの「諸伏って人は?」の時の安室さんのシーンでは、ポケットが右に描かれています。
ガラス越しで左右逆になっているのでミスしただけかもしれませんが、ガラス越しでしか映していないのが意図的な可能性もあるかなと。
私の中には、景光の右心臓説がずっとあるので、それを示唆しているように思えてしまいました。
ここ別に、諸伏関連の会話とかじゃなかったら全然気にならなかったんですけど、
唯一、安室さんが景光を想っているシーンでもあるので、どうしても気になってしまいます。
ちなみに、その後のコナンとの電話シーンでは、安室さんの左ポケットはずっと書き忘れているのか無い状態になっています。
これもミスなのか、それともフラグなのか…
気になります。
⑨前日談に出てくる空飛ぶカボチャの幽霊が3体。
劇場版「ハロウィンの花嫁」のプレストーリーとしてテレビで放送された「空飛ぶハロウィンカボチャ」回。
この回で、空飛ぶカボチャのおばけが3体出てきます。
このカボチャのおばけ、絶対に3体である必要はないように思います。
また、画面には本編とは全く関係ない魔女の仮装をした2人の女の子と、それを追いかけるカボチャを被った子が出てきます。
コナン達とは一切関わることなく、たびたび画面を横切っていくこの子達…
結局、何のために登場させたのかは分からず…
さらに、3回めの登場では魔女の仮装の女の子2人は出てくるものの、それを追いかけるカボチャの被り物をした子は出てきません。
ここだけ見ると、カボチャを被った子は実は幽霊だった?とも感じます。
さらに、事件には必要ない情報にも関わらず、ジャックオーランタンの説明を丁寧にししていることも気になります。
悪魔と契約をして地獄に行けなくなったジャックは、悪いことをたくさんしたせいで天国にも行けない。ジャックは天国にも地獄にも行けず、この世をずっと彷徨い続けている…
このジャックこそが、実は魔女の女の子達を追いかけていたカボチャを被った子なのではないかと思いました。
そして、このカボチャを被った子と3体のカボチャのおばけ、これらは警察学校同期組4人を示しているのではないか、と思いました。
3体のカボチャのおばけは、伊達、松田、萩原を表しており、ジャックオーランタンだと思われるカボチャを被った子が、景光を表しているのではないか、と。
景光は組織のスナイパーでコードネームを与えられるほどの存在だったので、何人もの人を撃っている可能性が非常に高いです。
そう考えると、天国へは行けないかもしれない。
もしかしたら、景光はジャックと同じように天国にも地獄にも行けずに、今もこの世を徘徊しているというフラグなのではないか、と。
たかがプレストーリーでここまでするかなぁとは思うのですが、やっぱりどうしても、ストーリーには一切関わらないのに存在感たっぷりで画面を横切っていく魔女の女の子達とそれを追いかけるカボチャの被り物を被った子が気になってしまいます。
また、ハロウィンの花嫁のオープニング後に監督の名前が出たところで横切る魔女の女の子は、このプレストーリーで画面を横切る女の子達と服装が同じなのも気になります。
髪型が違うので、プレストーリーの子達と同一人物というわけではなさそうですが、この辺りにも何か実はメッセージが込められてるのかなぁと気になってしまいます。
以上が気になったところです。
景光の生きている可能性がほぼゼロに近いことは重々承知していますが、どうしても気になってしまった部分をまとめてみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!