テキトー感想&考察ブログ

主にカードキャプターさくらの感想ブログです。

【アニメ】クリアカード編第22話「さくらの透明なカード」ネタバレ感想

 

この記事は、初アニメ初放送時に自身の別ブログにて投稿されたものです。

 

大変お待たせいたしまして、本当に申し訳ないです。

実は私事ですが、体調を崩して入院しまいてこんなに遅れてしまいました。

 


少し前に退院してはいたんですが、ある場所がとっても痛くて記事を書ける気がしなくて…


そして、ここまで待たせてしまったのだから、なかよし8月号を読んでから感想を書こうと思い、今日になりました。

 


最初は原作ネタバレ少なめの感想を。
後半はガッツリとなかよし本誌の内容をネタバレしながら考察させてもらいます。


寝かせた分、思うところや考えたことが積もりに積もっていますので、若干感想が長くなる予定。

 


それでは、ほんの少しなら原作ネタバレいいよーという方のみお読みください!!

 


第22話「さくらの透明なカード」

 

 

「でも言葉って捉え方次第だよね。『ちゃう』って言葉も違うって捉える人もいるし、ワンコの種類だと思う人もいる。誰かのあだ名かもしれないし、何かの方言かもしれない。だったらちょっとでも幸せに思える捉え方だといいよね」(山崎)

 

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最終話、まさかの山崎君のセリフです。
でも、前向きで良いこと言ってると思いませんか??
山崎君って変人だけど、実はめちゃくちゃ色々考えてる奴だと思うんです。時折みせる真面目な瞬間、毎回驚かされてしまいますね。

 

アイキャッチキャラクターはもちろんさくら


【感想】


初めて最終話を見たとき思った第一声。
「え??ここで終わり??」でした。


いや、前半部分だけは原作なかよし7月号とほぼ同じなんだけど、アニオリシーンがちょこちょこあって、アニオリシーンなんて入れてる尺あるのかー???と不思議に思いながら見てたんですよね。
案の定、凄く中途半端なところで終わったなぁと。
こんなことなら、前回の方がよっぽどキリが良かったと思うんだけど。
「clear」が流れて小狼がさくらを抱きしめて「さくらを守る」と心の声がやっと小狼ボイスで視聴者に届けられるラスト。
その方が良かったよね…


まぁ、終わり方についてはまた後ほど語りましょう!


序盤はまた夢。
目覚めたのは、秋穂でした。


しかし、夢がシンクロしているともう明かされているので、さくらも同じ夢を見ているだろうと思われます。


さくらも目を覚まし…


「夢みたいなんだけど凄くはっきりしてて、でもやっぱり現実じゃないみたいな…凄く怖かった」


本当に夢なのか?と視聴者を惑わす台詞ですね。
この夢の内容については、この回でちょこちょこ秋穂の口から語られます。


この台詞の後、さくらが小狼から預かったくまさんを見つめているのが少し気になりました。
もしかして、クマさんから何か感じていますか???
ここについても後ほど詳しく。

 


同じ頃、秋穂も夢のことを海渡さんに報告。
魔法を写せる鏡が出てきたこと。


秋穂が見ているアリスの夢は、さくらが起こしてきた事ばかりなんだけど、さくら以外の登場人物はどうなっているんだろう、と少し疑問。
知世やケロちゃんは、直接クリアカード封印の戦力になってないから秋穂の夢に出なくてもいいだろうけど、小狼は登場しないとさくらの行動と同じ解決にはならないはず。
時計の国のアリスには、王子様が出てくるのだろうか…
そして、さくらがアリスに置き換えられているように、小狼も王子様に置き換えられているのだろうか…


しかし、今回の夢は、アリスが自分ではなくある人物に似ている気がしたと明かします。


それに、声が聞こえた。
「お前はもう戻れない」と。


この話だけで何度もこの台詞でこの声が流れます。
一体誰の声なのでしょう。
もう登場している人?でも、思い当たらないんだよね。
さくらだけに言ってるなら、秋穂サイドの人間の可能性もあったけど…
この物語、さくらの味方でも秋穂の味方でもない人物というのが今のところいないので、未登場の人物と考えるのが今は妥当かな。

 


それを聞いた海渡さんがフォロー。
「逆夢をご存知ですか?夢とは逆のことが起こる夢のことだそうです」


きっと逆夢だから大丈夫だという励ましでしょうが、秋穂は逆夢だとは思ってなさそう。

 


秋穂が出た後、モモと海渡さん。


「逆夢ならいいけど、正夢というのもあるわね」
「させません。絶対に」


持っている時計に力を込める海渡さん。
秋穂のことが大切なのですね。

 


さくらとケロちゃんが二人で並木道を歩いて学校へ向かう。
ケロちゃんはさくらが心配な様子。


「今のさくらは夢くらいっちゅう状況とちゃうんや。魔力でみた夢かもしれんし」


そして、ユエとの回想シーンへ。


さくら自身がカードを作っていたことをエリオルが打ち明けなかったのは、何か理由があるはずだと。
エリオルがさくらのためにならないようなことをするはずがない、と。


さすがクロウの生まれ変わりのエリオル。
ケロちゃんとユエからの信頼は厚いですね。


海渡さんの件についても、今はまださくらに直接手を出してないし、秋穂とも仲良しなので余計な心配はかけさせたくないとのことで、さくらに黙っていることになりました。
その代わり、さくらのそばを離れるな、と。

 


私、エリオルがさくらに黙っていたのは、さくらが自分自身で作ったカードのせいで友達や大切な人を困らせたり傷つけているって知ったらショックを受けるからなのかと思っていました。
小狼も同様に。


しかし、この時のケロちゃんとユエの会話を聞くと、エリオル達がさくらに黙っていたのはさりに他の理由がありそうです。


カードが増えるとさくらの魔力はおそらく増します。さくらの魔力が増えすぎるのを心配している小狼としては、カードが増えて欲しくないと思っているはず。なのに、カードを捕まえる援助をしたり、さくらに何も言わないのにはやはり理由があるのでしょう。
一度作り出してしまったカードは全て揃えなければならない、という魔法具の決まりごとがあるとか。


この場に小狼を呼ぶなり電話すればわかるのにね。


ここまでは原作と一緒。


ここで少しアニオリが入ります。


学校での英語の授業。
今回、夢のことばっかりです。
もうすでにこの回だけで、「逆夢」「正夢」「予知夢」の単語がだれかしらの台詞から出てきてますが、ここでさらに
「悪夢」「白昼夢」が追加。


英語の授業でさくらが先生にさされた際、
さくらが無意識なのかボーッとしながら
「HOPE」と答えるシーンで、『希望(ホープ)』のさくらカードが映ったのはなにやら意味深でしたね。
このカードは原作にはないカードなので、原作にはない展開でさくらを助けてくれるのではないか、と期待。

 

 


いつものメンバーでお昼ごはん。このシーンもアニオリ。
山崎君の
「ちゃう!チャウチャウちゃうんちゃう?」
の話がウケタ。この回一番の笑えるシーン。


しかし、このネタから冒頭で紹介した名台詞が出るんだから、やっぱ山崎くん凄いわ。


ケロちゃんが関西弁のイントネーションに怒っているのも可愛い!


でも「ちゃう」の三つ目の意味はわかりませんでした。

 


遅れてきた小狼
どうやらエリオルに電話をしたが繋がらなかったよう。
ケロちゃん達も、海渡さんに阻止されたことを小狼に教えてあげればいいのに。
君たち味方でしょ??

 


チア部のシーン。そのさくらを音楽室から見つめる秋穂と知世。原作にもあります。


秋穂は、自分がさくらと似ているかどうかが気になるよう。
知世からは似ていますわと言われる。


そして、アリスの夢を見ていることを知世に打ち明けます。


このシーン、海渡さんに話したように具体的に話していたら、アリス=さくらだと知世にバレますよね。
もしそうなったら、海渡さんはまた時を戻すのだろうか。


「今日の夢で恐ろしい何かに捕まってしまって、そのアリスが今日、さくらさんに見えたんです」


秋穂は夢の中でアリスがさくらだと気付き始めた。けれど、多分まだどうせ夢の中の話だと思っている部分もあるのでしょう。
知世も、夢は夢だと思ってるのかな?あまり驚きもしてなさそう。

 


その日の夜。

お父さんと桃矢の焼くハンバーグがめちゃくちゃ美味しそう!!


お風呂上がりのさくらに髪くしゃくしゃくるシーンは、個人的に原作の絵の方が好きでした。


「今日はさっさと寝ろ。なにもせずに」


お兄ちゃんも今夜何かが起こると感じているようですね。
ただ、この力は新たな力というよりも、ユエにあげた力のように思います。ユエ曰く、戻りかけている力。
桃矢は、さくらがいずれ小狼と結ばれることを、小狼と出会った時から見ていて知っていたようなので、今回のもおそらくはその力かと。

 


一方小狼の部屋では…
光る羅針盤の中には、あの魔法の玉が9個。
原作と同じ数でした。
同じでいいのか…??
この疑問は後ほど。


エリオルに電話をかけるが、
「やっぱり通じない。術でそこまで出来るのか。たとえそうだとしても、必ず守る」


原作だとこの後小狼の魔法の正体が全て明かされるんだけど、アニメでは明かされませんでした。

 


さくらが部屋に戻ると、珍しくケロちゃんがさくらの髪を乾かしてくれます。
このシーンから、原作とアニメで大幅に違います。


カードキャプターにされた時のことを思い出し、急に語り始めるさくら。


「カードキャプター にされて、そのあと観月先生が来てくれて、雪兎さんとユエさんのことがわかって、エリオル君たちが来て、色々あったけどみんなに出会えて本当に良かったと思ってるの。わたしにはまだわからないことがいっぱいで、心配かけたり迷惑かけてばっかりだけど、楽しいことだけじゃなくもし辛いことが起こっても、みんながいてくれるから、絶対…」


無敵の呪文は時計の音でここではお預け。


しかし、この台詞の中に小狼がいないのが不自然だと思いませんか??
カードキャプターになったからこそ出会えた人達。そういう意味では小狼が最もさくらに大きな影響を与えた人物だし、最もさくらが出会えて良かったと思える相手だと思うのに。


もう少し後に書きますが、さくらはもしかしたら小狼の事に気付き始めてるんではなかろうか、とも思いました。
前半パートで、あのタイミングでクマのぬいぐるみを見たのも…

 


時計の音と共に夢を見るさくら。しかしすぐにケロちゃんの声で現実へと引き戻されます。


しかし、さくらは何かを感じ取ったようで、部屋のブラインドを開けると、
窓の外にはフードの人物が電信柱の上に立ってこちらを見ていた。


「これ、夢?」
「夢やない!」


ケロちゃんがハッキリとそう言ってるので夢ではない。


さくらは『飛翔(フライト)』を使いフードの人物の元へ。
しかしケロちゃんは、おそらくフードの人物の魔法の結界により、さくらの部屋から出ることができない。

 


「わたしに何かしてほしいことがあるの?」
さくらが語りかけてもフードの人物は答えない。
しかし、さくらが触れようとした時…


フードの人物はガラスの魔法を使う。
さらに、炎の魔法、火の玉の魔法。


全てさくらの魔法で相殺できていることを見ると、フードの人物の魔力はさくらと同等かそれ以下だと思われます。

 


しかしフードの人物はさくらの杖を魔法で奪おうとする。
抵抗するさくらだが、クリアカードを取られ、さらに発動中の『飛翔(フライト)』を奪われ、落ちて行く。


その時、とっさに掴んだフードが剥がれ、相手の顔が見えてしまう。
その人物は…秋穂だった。

 


ここまで見たとき、「え??!」と思いました。
びっくりです。
アニメしか見ていない人はそうは思わないだろうけど。

 


海渡さんが時を止める。
小狼が時を止めた時と比べ、全然余裕そうですね。
秋穂だけでなくさくらも魔法にかかっているということは、月属性だけ見れば海渡さんの方がさくらより上の魔力ということになりますね。
流石です。

 

 

 

 

ってか、魔法具ってそんなに早く治るのか。時計治ってますね。


モモも一緒。
「また時の魔法を使ったわね?」
「緊急事態ですから」


空中を歩く海渡さん。
そういえば、原作だけだけど小狼が昔『浮歩』という魔法で水面の上を歩いてましたね。
小狼の魔法は他人にもかけることができましたが、海渡さんのはどうなんだろう?


まぁそれはどうでもいいですね。


秋穂は
「いつもと同じ、夢の中よ。わかりやすくいえば、寝たまま行動している」


何度かさくらの部屋の窓の外からフードの人物がこっちを見ていることがありましたが、あれも寝たまま行動していた秋穂ということですかね。


秋穂は夢の中の出来事だと思うから大丈夫だが、さくらは全て覚えているだろうというモモ。


それを聞いた海渡は、時を巻き戻そうとする。
モモはそれを止めようとする。


なぜモモは海渡さんを止めようとしたんでしょう?
魔力の消耗を心配してる?それともそれ以外にも消耗しているものがある?例えば、寿命を削っている、とか。


「このカード達ではまだ足りません。あの魔法を発動させるには」


海渡さんが欲しいカードは特定のカードではなく、一定の枚数なのかなぁ??そんな感じに取れるセリフに聞こえました。

 


海渡さんの魔法で、時はさくらが髪を乾かしていた時間まで戻ります。


10分とかそれくらいかなぁ?しかし海渡さんは息が切れています。時を巻き戻すのは、時を止めるよりもずっと大変そう。

 


モモの目的。
一つは禁忌の魔法を見ることだとわかりました。
そのためについてきた、と。


つまり、モモにとって海渡や秋穂が主人だから付いて来たというわけではないのですね。
口ぶりからするに、少なくとも海渡さんがモモの主人というのはなさそうだなと思いました。

 


「もう一つの目的は…」
明かされませんでしたね。
秋穂のためかなぁ。もしくはケロちゃんに会いたかったから、とか???
それはそれでアリです!結局このシリーズでは会えなかったのが残念なので、いつかエンディングのようなやりとりが見たいなぁ〜

 


さくらは
「私は一人じゃないから、絶対大丈夫だよ」

 

 

さっき言えなかった無敵の呪文をラストに。
くまさんを見ていうところが、少し意味深に思いました。


そして、エンディング後の謎のシーン。


さくらが家を出て、並木道で小狼を見つけて
小狼君!」と駆け寄るだけのシーン。


無理やり最終回っぽい感じを出しすぎていて、逆に不自然ですよ!!!


もしかすると、まだ続編がやると制作社側でも決定していないのでは?と少し不安になりました。続編やらない可能性もあるから、念のため無理やり最終回っぽくしときましょうよ!という、本当に本当に無理やりな保険ではなかろうか、と。


そんなことをしても視聴者は騙されませんよ!!全然最終回っぽくないですからね!続編、頼みます!!

 


さてさて、私、まだまだ書き足りません!!
しかしここから先、なかよし本誌を読んでいない方はご注意を!!
ここからのネタバレはやんわりなんてもんじゃないです!ガッツリネタバレです!


原作5巻が発売されるまで見たくないよ!という方はすぐここでバイバイしてください!
もちろん、アニメ派の方も原作ネタバレは見たくない!という方はここでバイバイです。

 


なかよし派の方、ガッツリネタバレもどーんと来い!という方のみ、どうぞお付き合いくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


では早速、ここからぶっちゃけトーク始めるぞ〜!!!

 


まずね、1番の驚きの前に、ちょっと疑問に思ったこと。


小狼羅針盤の中の魔法の玉の数について。


何度か数えたけど、やっぱり原作もアニメも9個なのよ。

 

 

なかよし7月号の時点で、小狼の使っていた魔法はさくらカードのものだと判明しました。
私の予想、ちょっと合ってたね!!!
嬉しいよー!!!


つまり、アニメで使っていたあの力は
第9話、水族館での『氷(フリーズ)』
第12話、球技大会での『火(ファイアリー)』
第14話での『時(タイム)』
第18話、神社での『風(ウィンディ)』
です。


アニオリカードのタイムとフリーズがあるので、このシーンでの魔法の玉は、最低でも原作より2つ多くなると思っていました。
なんでだろう。


ちなみに、なぜ小狼さくらカードを使えるのかというと、あのピンクのクマさんにかけた術を通してさくらの魔力を自分に移しているからなのです。


おお!そうです!!原作スタート時から言っていた、あのクマさんには小狼の術が施されているという私の予想的中〜!!


アニメでも、まだ9枚しか救出できていない。
スローペースですね。周りの人以上に、小狼が「その時」が来ることに焦っている理由はおそらくこれですね。


そしてこの回。さくらがそれに気づいているんじゃないか??と思う箇所がありました。
全て、じゃなくてもクマさんから小狼の魔力を感じ取ってはいるんじゃないかなぁと。
夢を見て怖かった、そう言いながらクマを見つめたり。


それに、ケロちゃんに髪を乾かしてもらっている時に、小狼の名前が出なかったのはやっぱり気になります。
もしかして、さくらは小狼を疑っている??

 

 

 


では最も大きな原作とアニメの相違点を。


なぜ!!


なぜ!!!フードの中身が違うんだよー〜!!

 

 


はい。あそこらへんから、色々違います。

 


原作でのフードの人物は…


ズバリ、小狼です!

 


しかし、これは確定要素ではなく、さくらの夢の中の正体です。


この話、原作でもそうだけど、正夢だの逆夢だの予知夢だの、色々夢の種類が語られてる。


さくらの見た小狼は、逆夢という可能性もある。

 


しかし、この時の夢はいつもの時計の文字盤のある場所ではなく、さくらの現実世界で起こった夢。
この内容はアニメと似ていて、さくらが窓の外にいるフードの人物を追いかけ自分の部屋を飛び出す。


落ちそうになったさくらが思わずフードを引っ張ると、その正体は…小狼だった。


この部分でなかよし7月号が終わるから、もどかしくてたまりませんでした。


次回、さくらがどんな反応をするのかと思いきや…


小狼出てこない。
さくらも、フードの人物について何も語らず何も心理描写なく…


ここから思うに、この7月号と8月号の間に誰かに時を巻き戻されてなかったことにされている可能性もあるのでは?と感じました。


もしくは、あの時の夢?を忘れさせられているとか。


ここまで読んでいただければわかるかと思いますが、アニメを見た時、「へぇーやっぱりフードの中身は秋穂だったんだー」とは簡単には思えず、そして結構重大なことのはずなのになぜ原作と違うのか?とモヤモヤばかりが募っています。


そこでここからは、何故アニメと原作でフードの人物は違ったのか?を考察していきます!

 

 


その1
CLAMP作品ではアニメと原作で異なる結末になるものも多いから、今回もそうだろう。


これは、可能性低い気がします。確かにCLAMP作品ではありがちです。物によってはカップリング相手が違うものまであります。アニメではこの子が好きなのに原作ではこの子が好きとか。
でも、カードキャプターさくらにおいてはそれはないんじゃないかなぁと思います。
もちろんアニメと原作との相違点は今までありましたが、根本的な部分や結果だけ見ればほぼ同じ。
最も大きかった違いである、藤隆さんがクロウリードのもう一人の生まれ変わりというのも、クリアカード編ではアニメにもその設定が採用されているかのような台詞が使われています。
なので私は、フードの人物が違うのは単なる原作とアニメで違う結末にするためではないと思っています。

 


その2
フードの人物は2人いる。


個人的にはこの線が一番濃厚に思っています。
アニメにてさくらがフードの中身を見たのは、夢ではなく現実世界の秋穂です。
つまり、いつもの夢の人物と同一人物とは限らない、ということ。
そう思う理由に、夢があります。
まず、さくらが一番最初にフードの人物の夢を見たのはいつだか覚えていますか?
それは、小狼と再会しクマのぬいぐるみを交換した日の夜。つまり、あの術をかけたぬいぐるみがさくらの部屋に来た日です。
その時の夢も覚えてますでしょうか?
透明なカードが並び、さくらがフードの人物を見つけた瞬間ガラスの破片のようなものが散らばる。
そして、目がさめると現実世界のさくらカードが透明になって、さくらの魔力がカードから消えていた。
これは、小狼がクマにかけた術でこの夢をさくらに見せ、さくらカードに宿した魔力を吸い取っているのでしょう。だとすれば、少なくともこの時のフードの人物は秋穂ではなく小狼の可能性の方が濃厚のように思うのです。
さくらが小狼にこの時のことを話した時の小狼の表情は、何かを隠しているというよりもそれが自分の所為だという表情のように見えるんですよね。
小狼はさくらの魔力を奪おうとしているので、フードの人物が鍵をさくらから引き離そうとしているのと目的が近いといえば近いですから、完全に夢の中でのフードの人物は小狼である可能性もあると思います。
そして、現実世界で秋穂が電信柱の上からちょこちょこのぞいていたのではないでしょうか。
モモが言ってた夢がシンクロ、とは秋穂とさくらは同じ視点から夢を見ているのではないかと思いますので。

 

 


その3
原作での小狼を見た夢は逆夢。
この回で急に「逆夢」という言葉を出してきたのは、このせいなのか?それともそう思わせるミスリードなのか?
なんとなく、最終回でさくらは小狼へ少し疑問を持っているんじゃないかな?と思いました。
もしかしてもしかすると、あのくまさんから魔力を奪われているのを感じ取っているのかも。
わかっていて、小狼がそれをさくらのためにやっていることだと信じているから黙っているのでは?しかし、やっぱり理由は気になるし…と思っていたら小狼の夢を見てしまった。という可能性。
しかし、これはちょっと強引なようにも思います。読者をミスリードさせるためだけにわざわざ小狼をこんな形で出さなくてもいいのでは?と。

 

 


考えられるのはこれくらいでしょうか。
個人的にはその2だと嬉しいな。
小狼この服似合うんだよね〜アニメでも見たい!!


ちなみに、秋穂の家系のフードを小狼が着ている事について。
なかよし8月号にて秋穂の家系がわかりました。
どうやら李家とはライバル的な存在の魔術師の一族なようです。
秋穂は一族の中で唯一、魔力のない存在として寂しい思いをしていました。
李家の存在とその次期跡取り(小狼)が優秀であることも聞かされていたようです。
そう考えると、小狼も秋穂家の事やそれに伝わる服を知っていても不思議ではないように思います。
『D』の称号についてまだ聞かされていない、と言った時の小狼の反応から、大抵のことは学んできたことが伺えますので。
秋穂は、自分と同世代の李家の次期跡取りが小狼であるとはまだ知らないので、知ってしまった時どうなるか不安です。
ライバル一族の優秀な存在である小狼の存在のせいで、より一族の中で秋穂が冷たくされたのですから。

 

 


さて、ここでクリアカード編の感想は終わりになりますが、いかがでしたでしょうか??


個人的に一番好きな回はやっぱり第14話の「さくらと神社と動物園」ですかね!!
強いさくらも好きだけど、迷ったり悩んだり少し苦しい時に周りの人たちに支えられて強くなるさくらが好きなので!!

 


Eテレの最終回が終わったら、続編が決定したりしないかなぁーと期待!!!
皆さま、待ちましょう!!!


なお、体調とそうだんしながらクロウカード編さくらカード編の感想も少しずつアップして行く予定です。


気が向けば、なかよし本誌の感想も書こうかなぁと。

 


今後もたまにこのブログに遊びに来てくれると嬉しいです!!
今まで読んでいただき、ありがとうございました!!!