テキトー感想&考察ブログ

主にカードキャプターさくらの感想ブログです。

【アニメ】クリアカード編第14話「さくらと神社と動物園」感想

 

※この記事は、アニメ初放送時に自身の別ブログにて投稿されたものです。

 

 

どうもこんにちわ!

この回は、丹下桜さんも印象深い話だとブログに書かれていましたが、
本当に今までで一番衝撃的で、一番胸がギューっとなって、クリアカード編で初めて泣いてしまった…


アニオリなのか、コミックス化されていない事ばかりで衝撃的なことが起きすぎていてびっくりしています。


でも、でもね。

ようやく私の見たかったさくらが見られた気がする。
私の中では今のところクリアカード編で一番好きな回かもしれない。


dアニメでもう何回見たかな…?
ぶっちゃけ、1回目見た時は本編の衝撃をなかなか飲み込めなくて、ケロちゃんにおまかせとか予告がまったく頭に入ってこなかった…


今回の感想、かなり長くなっております。

 


原作と違うところ、アニメは原作と変えるんだなと思うところがあるので、いつもよりも原作のことを書くと思います。
原作ネタバレありですのでご了承の上、この先はお読みください。

 


第14話「さくらと神社と動物園」

 

「大丈夫、俺がいる」(小狼)

 

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この台詞、多分さくらカード編の時(65話)の「大丈夫だ、絶対見つかる」のオマージュですよね??
あの時は、さくらが一番好きになれる人、さくらを一番好きになってくれる人が、「絶対見つかる」と言ってさくらを慰めた小狼でしたが…。


今回は「俺がいる」ですよ〜!!
感動です!!!
さくらにとって、魔法の言葉のように不安がなくなったのではないでしょうか?
このあたりのシーンの二人の声というか演技というか…声優さんの凄さを感じますね。

 

アイキャッチキャラクターはさくら


【感想】


では感想書いていきますね〜


前回の予告で、大胆にも小狼が時を止めるなんて予想しちゃって、後々不安になりましたが私の予想が大当たりで嬉しい!!!
いやーまじ当たってホッとした。


そういえば、小狼はクロウカード編で、月峰神社でも動物園でも「時(タイム)」を使って時を止めてますね。
前々からクリアカード編ではクロウカード編と同じ構図にしたり同じところで同じような状況を作ったりしていますね。
だからわたしも予告だけで、小狼が時を止めると予想できたわけです。

 


前回の翌日、という設定っぽい。
ということはこの日は土曜日?
もしくは祝日という可能性も。
なかなかみんなの服装が夏になりませんね…
いつまで春なのでしょう。
早く友枝中の夏服見たいんだけどなぁ。


クリアカード編から随分とスローペースに時が進んでいるのが気になります。てっきり、Eテレ放送の時系列に合わせていると思ったけどそうでもない?
みんなまだ長袖だもんね…Eテレで放送されるのは7月くらいだろうし。
さくらも週に2〜3枚のカードを集めていて大変そうです。

 


苺鈴とケロちゃんのドアップで起きるさくら。
苺鈴の目力で起こしたとか…凄いね。
ケロちゃんの目力は…
この二人、やっぱ仲良し!ってか、似た者同士なのではなかろうか?
なんか、今回は後半がわりと衝撃的で苦しい回なだけに、2回目以降この二人のやりとりに癒されてしまった。

 


苺鈴の「昨日の続き」ってなんだろうと思って考えたけどわからなかった。
アチェンジってことだよね。
朝ごはんは中国のお粥かしら?美味しそう!

 


その頃、小狼の部屋では…


大きなテーブルの上には、羅針盤とさくらと交換したクマのぬいぐるみ。
羅針盤は大きな円の光を放ち、小狼はそこに手をかざして力を込める。


すると、そこに小さな結晶が現れ、やがて黄色の丸い粒となる。
息を切らした小狼は、他の色の玉のなかから黄色のものを掴む…


この時できた黄色の玉が、あとで使った時を止める魔法ということですね。
この玉は、以前使っていたお札のようなもの?
私は違うと思います。
前から使っているお札が、さくらでいうクロウカードのようなもの。

別の術師の力を源にしている。

小狼のお札はお母さんの魔力が込められているのかな?


でも、今回の玉は、さくらカードのようなものではないか、と。小狼が自分の魔力で作ったもの。


ここで少し原作の話をします。
原作でも、小狼が魔法を使う際のセリフは伏せられていますが、その時に使うもののシルエットが、アニメの玉ではなくカードのような形をしています。カードに何か書いてあるわけじゃなく、シルエットなのか光っているのかはわかりませんが。
4巻の感想記事で、小狼の呪文の予想ができたと話しましたが、私は小狼の呪文をクロウカードもしくはクリアカードと同じ呪文だと思っています。
ただ、コミックではまだ小狼羅針盤から魔法の源を作っているシーンはないので、今回これを見た時は結構驚きました。


もしかすると、原作とアニメでシルエットが違うのは、アニメと原作で小狼の使っている魔法が違うのかもしれません。
私は、原作で小狼がさくらに言った言葉が引っかかっています。


「さくらは飛翔(ひしょう)の魔法を使って出来るだけあの鳥のそばへ!」
と言います。このシーンでのこのカードの捕まえる状況は、アニメでの球技大会のシーンとかなり被っているのですが…
さくらの使う魔法の言い方。

「飛翔」と言ったことが引っかかっています。なぜ「フライト」ではなく「飛翔」なの?
小狼は香港から来たからじゃないの?とは思うのですが、小狼は英語も得意。

それは水族館で証明されています。

さらに、クロウカードの呼び名は英語でさくらに合わせていた。
クリアカードをさくらとは違う呼び方でいうのが気になります。
そして、私が思ったのは、小狼はクリアカードの漢字読みの呪文で魔法を使っているのではないかという予想です。

だから、つい漢字読みしてしまったのではないか、と。
小狼の呪文のセリフを頑なに原作アニメ共に隠すのは、その呪文は視聴者に聞き覚えのあるものだからだと思うのです。
また、羅針盤のそばに常にくまのぬいぐるみを置いていること。
以前、小狼がただ羅針盤の光を見つめている際もそばにはくまがいたので、クマぬいぐるみ同士を通して小狼はさくらの何かしらをキャッチしていると予想しています。
また、夢も小狼のくまさんが見せているものだと。
そして今回。それだけでなく、さくらの力を借りて魔法を使っている可能性もあると感じました。

もし私の予想通り、小狼の魔法がクリアカードもしくはさくらカードと同じ呪文であるならば、クマを通してクリアカードかクロウカードと繋がっている可能性もあります。
しかし、この場合だと、さくらの持たないクリアカードの力を小狼が借りることは出来ないので、だとすると透明になったさくらカードの方が可能性が高くなります。
さくらカードが透明になったのは小狼のせい?
もしくは、さくらカードの魔力が消えないように小狼が保護している?という可能性もあります。
しかし、玉ができるときのトゲトゲ…あれはクリアカードをセキュアする時と同じシルエット。

やはり、小狼の魔法はクリアカードと同じ性質の魔法で呪文もクリアカードと同じと考える方が妥当かな。


やっぱり原作とアニメで小狼の使っている魔法は違うのかもしれないな、とも思います。原作でも今回と同じように、小狼が自ら魔法の源を作るシーンがあればいいのですが…

 

 

そしてもう一つ、このシーンで気になったこと。
小狼は最後に時を止める魔法だと思われる黄色い玉のみを掴みました。
小狼は一度にいくつもの魔法の玉は持ち運べない?
そうであったとすれば、小狼は「氷雹(ヘイル)」の時にたまたま炎属性の玉を持っていたのも気になります。
もしかして、小狼も予知能力がありますか??


カードキャプターさくらにおいて、予知夢について語られていることは、アニメで小狼が言っています。


「予知夢を見るだけの魔力はあるというわけか」
つまり、魔力がなければ予知夢は見られない、と。
しかし逆のことは言われていません。
魔力があれば必ず予知夢を見る、とは誰も言っていない。
しかし、魔力が強くて予知夢を見られる人は、その魔力が強くなればなるほど全ての未来を見えてしまう。それがエリオルであり、クロウリードです。
原作設定のみですが、エリオルは魔力を半分にしたことで、以前のような予知の力はなくなっています。
しかしさくらは、さらにつよい魔術師となったことで、見たくない未来は見ないようにコントロールができます。
さて、小狼はどうでしょうか?
少なくともさくらカード編までで小狼が予知夢を見たような描写はほとんどありません。
クロウカードの「夢(ドリーム)」が小狼に見せた夢だけは、状況こそ違えど結果は同じになっている夢を見ていますが、それもクロウカードの力と小狼の願望を含んでいるので、あれは小狼の予知夢とかではない気がします。
さくらカード編の時点で、少なくともクロウカード編のさくらよりは魔力がある。それでも予知夢を見た描写はないです。


わたしは小狼は予知夢は見られないと考えます。
別作品を出して申し訳ないですが、ツバサの小狼も魔力は高いけど予知夢は見ない。

ツバサには沢山の世界が出て来ますし、その中の一つがカードキャプターさくらと同じ世界と言われています。
ツバサでは魔力が高くても「夢見の力(予知夢を見る力)」がない人はいます。おそらく小狼もその一人なのでは?と思うのです。


しかし、小狼には占いができます。自分で占ったのか、誰かに占ってもらったのかはわかりませんが、クロウカード編の時に、女にに関わるとよくないという占いを信じており、それが当たっています。
クリアカード編ではエリオルも占いをしていましたが、小狼も多少占いができる可能性はありそう。
小狼が今回、時を止める魔法をあえて選んで持って行ったのだとすれば、それは小狼の予知夢ではなく、小狼の占いか、他の人の占いまたは予知夢である、とわたしは考えます。

 

 


月峰神社の前でみんなで待ち合わせ。
さくらと苺鈴が少し遅れ気味?
山崎君の嘘が、最近中々最後まで言えないことに落ち込んでいるようですね(笑)
大いなる力…ではないと思うけど。


さくらの巻き髪は苺鈴が三つ編みとティッシュでやったらしい。凄いなぁ。


で、小狼は遅れてくるのだとか。


「珍しいわね、小狼が。。いつも約束の10分前には待っている感じなのに」
小狼は、日本に来てからはいつも遅刻魔ですよ〜
その理由は修行と、魔法作り?他にもある?
ただ、さくらと二人のデートの時は12分前には来ていましたね。学校も遅刻していなさそうだし、休日に色々やっているのでしょうかね?
さくらの「うん」が、小狼が最近遅刻するのには何か大事な理由があるとわかっているような口ぶりでしたね。
遅刻した理由は、小狼が話してくれるまでは聞かない。そう心に決めているかのように。

 


月峰神社の市を見に来たみんな。動物園と迷ったけど、海外と日本で動物園はあまり変わらなさそうということで山崎君が決めたようです。
山崎君って結構リーダーシップあるなぁと思う。
他の女の子たちは、「どっちでもいいよー」とか言っててなかなか決まらなさそう。


神社で市、私は初めて見たなぁ。てっきりお祭りかと思った。


モモにそっくりのクッキーを見つけ、秋穂に買ってあげるさくら。なんとも可愛らしい二人です。
「大切にします!」
「食べてくれた方が…」
秋穂はさくら以上の天然さん?
ってか、このメンバー…ツッコミは苺鈴だけ?!
カードキャプターさくらはツッコミ不足でボケが溢れてるなぁと今更ながら思った。
あーだからこんなに作品の雰囲気がふわふわしてるんだなぁ〜いい意味で。


奈緒子ちゃんは漬物つけるのね。ホント、みんな料理や手芸のスペック高すぎ。


そこへ小狼がやってきて…
今回の小狼の私服は私好みでした〜似合う似合う。
さくらは髪巻いてるんだからもうちょっと可愛い格好でもよかったような…
服装はかなりボーイッシュですね。可愛いからいいけど。


で、苺鈴のさくらの見せ方がもうね。いいね!
しかし、小狼は顔を赤くするだけでした。


アイキャッチは、さくらでしたね。
小狼メイン回にも見えるけれど、今回はさくらがメイン回だと思う。うん。

 


みんなそれぞれ個々におしゃべり。
山崎君は、今まで言えなかった嘘を存分に小狼に話しているようで笑えた。山崎君の嘘の一番の犠牲者はきっと小狼ですね。同じクラスだし。


さくらは秋穂や苺鈴とガールズトーク中。
海外から来た苺鈴と秋穂は意気投合。
お人好しが多い、しかも自分では気づいていないという苺鈴。しかし秋穂もその一人で…
類は友を呼ぶ。カードキャプターさくらにはぽややんというか、ほんわかキャラクターが多いですが、それはさくらが類を呼んでいたからなのか〜
最初は少しトゲのあった小狼や苺鈴も、さくらに影響されて柔らかくなりましたもんね。しかし、小狼の天然はさくらに会う前からだけど。

 

 


すると、みんなに動物の耳と尻尾が!!
知世のヤギのツノが不似合いで笑えた。
しかし、みんなには見えていないようで、さくらの言葉にみんな不安がっている…そこへやってきた山崎と小狼。山崎君にも耳と尻尾が…
だけど小狼には耳も尻尾もなかった。
それをみたさくらは少し安心し…
しかし、小狼にも他の人の耳や尻尾は見えないようで…


さくらにだけ見えるようだけれど、魔力のあるものには耳や尻尾は生えないようですね。
ケロちゃんも普通でしたし。
ただ、もし神社にいるときにケロちゃんが起きていたら、お友達の耳や尻尾を神社にいるときに見えているのかが少し気になりました。

 


周りはさくらを不思議な目で見つめてくる。さくらが不安になると、視界が崩れて行き…
気がつくと、紫の不穏な空に草原の世界へ。


ケロちゃんは慌てて飛び出し、神社じゃない場所にいることに驚く。
こういう時でも無意識で和ませてくれるケロちゃんが好きです!さくらにはそれどころじゃないと怒られましたが。


目線の先には動物の姿になったお友達が。


しかし、そこに小狼の姿はない。


気になったのは、月と地球?みたいなのが空に浮かんでること。
なんだ、これ。なぜ地球?!ここどこよ??

 

カードの気配を探すさくら。
全体からカードの気配がするという。
アニメだと「迷宮(ラビリンス)」の時もそんなこと言ってたっけ?


どうしたら良いかわからないさくら。
すると、お友達は体が完全に動物になってしまった。
慌てて追いかけると、動物のお友達はさくらを警戒し、逃げ出してしまう。


逃げた先には大きな木。
なんだか、お花見した時の桜の木みたいですね。雰囲気とかが。

 


すると、空が雨雲に包まれて、雷がその大きな木に落ちる。木は雷の衝撃で折れ、そこから炎を放つ。
動物になったみんなが危ない!!
さくらがもう無理だ、と思った時。


誰かが、黄色く丸い玉を手に浮かべた。
突然周りが黄色くなり、時が止まる。
みんなも、木の炎も、ケロちゃんも止まっている。


世界を剣で切り、その隙間からやって来たのは、小狼だった。


この時の小狼はかっこよすぎてずるいですね。
隙間から飛び込んで着地するのとか、イケメンヒーローです。


しかし、小狼はかなり疲れているようで、さくらの肩に倒れ込み、さくらはそれを支えて…
お互いが近づいて自然とこの構図になるって、心は通じあってるなぁと感じてしまった。
小狼は片手をさくらの肩に、もう片手は剣を地面に刺して体を支えている。

 


「魔法で、時間を止めた。俺の魔力じゃ、長くは保たない。原因を探るんだ」


ああ、私小狼のこのセリフがずっと聞きたかった。


何か思い当たること、どんなちいさなことでもいいからと小狼に言われ、さくらは自分の心を見つめ…


動物園にも行きたかったこと、そしたらみんなが動物になってしまったこと、気付いたらこの場所にいて、


「わたし、どうしていいか…わたしっ…わたし…」


さくらの泣きそうな、だけど涙を必死で堪える声。
それを聞いた小狼は、剣を離し、さくらを両手で抱きしめる。


「大丈夫、俺がいる」


「まだ、怖いか?」


さくらは首を横に振る。


「深呼吸、できるか?」


さくらはゆっくり深く呼吸をする。

 

このシーン見ている時、もう胸が張り裂けそうになりました。
そして、これがわたしの見たかったさくらだったんだなぁと思いました。
さくらはクリアカード編に入ってから、ずっと強くて前向きな女の子でした。魔力だけでなく心も成長したんだな、と思って今まで見てきました。
心も強くなったさくらはかっこいいし素敵です。

わたし自身、クリアカード編のさくらに不満も何も今まではなかった。
でもこの回を見て、この苦しんでるさくらの弱さを見て、ああ私の見たかったさくらはこのさくらだ、と思いました。
クロウカード編さくらカード編の時、泣いていてどうしようもない時にさくらの背中を押してくれたのは小狼でした。

「泣くな、泣いてもどうにもならない」と。「考えるんだ」と。
しかし、クリアカード編になってからは、さくらは戦闘面で小狼に助けてもらうことはあっても、メンタル面では誰の心の支えも必要なくなった。

それが、私は少し物足りなかったんだろうなと、この回を見て思いました。


でも、違った。さくらは心も強くなったけれど、やっぱり普通の女の子。
今まで、何も怖くない、不安なんてない、なんでそんなわけなかったんですよね。


前回、さくらは小狼が何か隠していること、それはきっと今はさくらには言えないこと、それがきっとクリアカードに関係していることをわかっているようなことを言いました。
今回の小狼の遅刻も、最近の小狼の忙しさも、それらに関係していることもわかっているようです。
さくらは、小狼が忙しい理由について、
「手続きややらなきゃいけないことがあるから」ということを聞いて以降は何も聞きません。

もしかしたら、視聴者と同じかもう少し前から気付いていたのかもしれません。3話とか4話あたりで。
 そして、無意識なのか意識してなのかはわからないけれど、小狼に甘えることをやめたのだと思います。
私は大丈夫。私は前向き。そう小狼の前で、少し強がっていたのかもしれません。


さくらの今回溢れた「怖い」という気持ちは、今回だけに限らずずっと今まで秘めてきたものだと思うのです。
周りで不思議なことが頻繁に起こること。クロウカードは透明になってしまったこと。代わりにクリアカードが現れるようになったこと。
しかし、クリアカードの気配は自分にしか感じず、自分にしか見えない時もある。
これが、不安じゃないわけないんですよね。怖くないわけがない。


さくらは今回、泣くのを必死で堪えていました。

前のさくらなら絶対泣いてるところです。
このシーンからも、さくらは心も強くなろうと必死で努力してる。

辛くても出さないように堪えていることがわかります。


そして、あえてこのシーンで涙を堪えさせた。
いつか、クリアカード編の中でさくらは涙を流すと思います。取って置いてるんだと。
それが嬉し涙であることを願います。

 


小狼が、さくらの不安を拭う方法としてギューっと抱きしめたのは意外でした。
今までも、どうしたらいいかわからずさくらが泣いた時に何度も小狼はさくらを励ましてきましたが、そのほとんどが言葉です。
もちろん、一緒にいる、という言葉はさくらにとても大きな力を与えたと思いますが、それだけではなくさくらのことを抱きしめたのはなんでだろうと考えてみました。
今まで、小狼からさくらを抱きしめるのってとても少なかった。

大半はさくらが飛びついたり、寄りかかったりしてくるのを小狼が受け止めたり止めなかったり。
ただ一度だけ、57話「さくらと小狼とエレベーター」の時だけ、さくらが無事だったという安心から小狼は無意識にさくらを優しく抱きしめています。
今回は、この時とは違い、小狼が自分のためでなくさくらのために抱きしめるという行動に出た。

それは、「俺も一緒」という言葉をより強くするためでもあり、温もりが安心感を与えることを小狼が知っていたからだと思います。
そう思ったのは小狼の抱きしめ方の強さ。

これ小狼じゃなかったら、というか別のアニメだったらもっと力強く抱きしめると思うんですよ。
それはね、好きな子が泣いていて悔しい、苦しいって想いが抱きしめる強さにでちゃうから。でも小狼はそうじゃない。

たださくらの不安を拭う、それだけのために抱きしめたんだと思います。
悔しい気持ちはもちろんある、でもラストシーンを見て、悔しい気持ちよりも自分の力の無さを受け入れているように思いました。自分の力の無さを認めた上で、もっと強くなるために頑張っているのだと。

 


この時の小狼にも、みんなが動物の姿であることは見えてないの?
だとすると、ケロちゃんには見えて小狼には見えない変な感じになっちゃうし、きっとカードの中に入ってるこの時はちゃんと見ようとすれば見えるんだよね?
この時は小狼は周りを見れないくらい魔力を消耗していたのでしょう。

 


「もうすぐ、俺の魔法が解ける。考えるんだ。どうなってほしい?」
「みんな、元に戻って欲しい。みんなで、元の世界に」
「なら、そう強く願って……さくら…」


そして小狼は力尽き、倒れてしまう。


さくらは魔力をたくさん使うと眠くなる子でしたが、小狼は眠っているというよりは倒れるという感じですね。
クロウカード編の時も、息を切らしていたり、おでこを冷やしていたり…
眠いのを耐えている、だけでなく小狼はいつも苦しそうなんだよなぁ。この違いはなんだろう?

 


さくらは願う。


「みんなを元の姿に!みんなと元の世界へ!小狼くんと!」
この時、さくらが小狼をギュッとするのがいいですね。
このBGM好きだなぁ。
魔法陣もかっこいい!!


さくらは意識のない小狼の身体をギュッとする。この時の方が、小狼がさくらをギュッとした時よりも強いように感じました。
さくらのみんなと元の世界に、何より小狼と一緒に元の世界へ帰りたいという気持ちの強さが腕にこもっているように感じたから。

 


さくらの願いが届き、元の世界に戻るとカードの源が。
そして、「固着(セキュア)」


倒れていた小狼ケロちゃんとともにみんなの元へ。


「急にいなくなっちゃうからびっくりしたよー」
さくらと小狼ケロちゃんだけ神社の裏に戻らされたらしい。
小狼の様子に心配する一同。
なかでもさくらが一番心配そう。


小狼のために、水を買いに行くさくらと、それに付き合う知世。
苺鈴のウインクから、知世はさくらと小狼を察したことがわかります。


苺鈴は小狼に聞く。


「ずいぶん無茶な修行したっておばさま達から聞いたけど、まだ、足りないみたい?」「ああ」


小狼が自分の力を足りないと思っていることは最初から視聴者にはバレバレ。

でも、辛いよなぁ。

今回、さくらが今までも辛かったこと、それを必死で堪えてきたこと、誰にも弱音を吐かないでいたことがわかったけれど、小狼も同じくらい辛いだろうね。

そして、小狼はさくらにだけはきっと弱音は吐かないんだろうな。
なんとなくだけど、やっぱり小狼は言わないんじゃなくて言えないんだと思う。


苺鈴も自分に魔力がないことを悔しがります。ホントにいい子。
今はきっと、苺鈴にとってさくらも小狼も同じくらい大切な人。
魔力があればもっと手伝えたかもしれない。魔力があれば、修行をすることだってできた。だけどないものはどうしたって、いくら修行したって魔力が生まれない。
魔力があるものだけが苦しんでいる今の状況に
歯がゆい思いをしているんですね。
口には出さないけど、多分知世も。


「さくらって呼ぶんだなって!」
え?今更??
たって、小狼が「さくら」って呼んでたから、苺鈴は小狼の好きな人がさくらだとわかってしまったのでは??へ??なんだこの会話。


「あっそういえば、木之本さんの髪型の感想、言った?」
「あ…」


この後ちゃんと言ってあげたのかなー?可愛いって。

 


さくらは知世に、さっき起こったことを話します。
ケロちゃんは、元の世界に戻るときに気を失っただけだから心配しなくていいという。
ケロちゃんは、自分のせいでさくらを心配させたくないんだな。


手に入れたクリアカード。
「幻影(ミラージュ)」
クロウカードのイリュージョンに近いのかな?


小狼君は無茶したんだと思う、と。
知世はほとんど喋りませんでしたね。
聞いてるだけ。でもそれがさくらにとって一番心が軽くなるんだろうな。


ケロちゃんは「時を止める魔法は高度なもんや。李家のもんやったら、呪文や術式はいくらでも知っとるやろうけど、実際に使うとなると…」


時止め魔法は大変なようですね。

 


「みんなが辛い思いや怖い思いしないように、強くなりたいよ」


これは、魔力よりも心の方じゃないかと思います。

どっちもでは当然あるんだけど。
自分が怖がったから、こんな事になってしまったと、小狼をあんな風にさせてしまったと、さくらは罪悪感を抱いていそう。
でも違うんだよ、強くなるのもいいけど、もっと甘えたらいいのに、と思う。
甘えられないのは小狼が一人で辛い思いしてることをさくらがわかっているせいもあると思いますが。
前回、苺鈴が「お互い大事すぎるのも大変ね」と言っていたけれど、まさにその泥沼に二人がハマってしまわないか心配。


なんだかクリアカード編は、みんなが強くなりたくて、それは大切な人達のためで、でも力不足を感じて苦しんでいる。
なんだか切ない。


これが、OPでみんな笑っていない原因??

 


ケロちゃんにおまかせ


今回の後半の早口がすごい!!!
友枝中は、スターターブックで詳しく書いてありましが、黒板が湾曲してる?!凄いね。

 


次回予告。
劇場版の鑑賞会ですか。
さくらの赤面かわいい!小狼は鑑賞会には参加しなさそうですが、その方が良かったかもね。
劇場版の時の声とかは再アフレコしたのかな?


とても楽しみです!!

 


小狼役、くまいもとこさんのツイッター見ましたか?
小狼の言葉で、小狼の気持ちでいつもツイートしてくれるので、見てて嬉しいけど切ない…
強くなりたい…かぁ。

 


次回も金曜日更新になりそうです!